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面接ワークショップでの挫折感 [豆]

今回も少し前の話になります。

転職支援会社では色々なセミナーを開催していて、再就職のためのトレーニングを積むことができます。
前回の話ではキャリア分析のセミナーに参加したことを書きました。
実は同時にもう一つセミナーに申し込みしていました。
それが今回の話である面接ワークショップです。

まだ準備が整っていない状態で面接の訓練をするのも無茶だと思いましたが、ちょっと思うところがあったんですね。
一つはすでに在職中から転職の準備を進めていたので、今すぐにでも面接オーケーだと甘く見ていたのですね。
二つ目はやれることは先んじてどんどんやろうと我武者羅な気持ちになっていたのでした。
三つ目は、もともと私は面接が苦手で、なるべく場数を踏んでおいたほうがいいと思ったからです。
そんな感じで前向きな感情と後ろ向きな感情が入り混じった状態でセミナーに臨むこととなりました。

実際の内容ですが、ロールプレイ方式で実際に模擬面接を交代交代でプレイするというものです。
受験者、面接官、外野の3つの役割となり、それぞれの立場で面接の感想を発表します。

私の結果ですが、散々なものでした。
自分でもびっくりするくらい何も喋れない。
会話のやり取りで数秒間の空白が出来てしまう体験はここしばらくでは経験したことがありませんでした。
他の参加者の完成度の高さも相まって、自分の惨めさが身にしみました。

今回のセミナーで私は大きな挫折感を味わいました。
自分としてはもっと自分は出来ると自信を持っていたのですが、それは根拠のない自信だったのです。
これまで会社の中で自分の思う通りの発言を行い、それが受け入れられていました。
それは今考えれば、目指すところとか正解とかが共有されている環境であり、多少尖った発言でもマイナスには捉えられないからです。
そんな中で過ごすうちに自分は優秀だ、人とは一味違うぞなんてうぬぼれが生まれていたのかもしれません。
しかし、あなたの強みはなんですか?と聞かれた時に、自分のことを客観的に把握出来ていないことに気がつきました。
これまでは「自分はこういう人間だ」ということを考えず、共有された考え方の範疇で知恵を絞っていたにすぎなかったのです。
自分とは何かが把握出来ていない人が面接で自己prなんて到底無理な話です。

正直このような挫折感は久しぶりに体感しました。
会社を辞めて新しい人生を踏み出す第一歩でいきなり挫折を味わえたのは、幸運だったかもしれません。
こんな機会がなければいつまでも裸の王様だったかも。


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